カリギュラオーバードーズ帰宅部ルートを終えてみて

カリギュラオーバードーズ帰宅部ルートをクリアしたのでその段階での感想を書きます。

※ネタバレ有り


カリギュラが気になったキッカケとしては、テレビをつけっぱなしにしてた時に少年ドール回が流れていた事でした。

気にして見ていなかっただけになんかペルソナっぽいなぁとは感じていたのですが

アトラスゲーやり込んでるフォロワーが知ってるし、久々に気になったゲームだったので購入を決意しました。


PS4を持っていなかった為ボーナスまでアニメやweb漫画すら断ち切る情報規制をしたのは頑張りすぎたかなとは思いましたが、結果としてネタバレをせず駆け抜けられたので良かったです。


各キャラクターの感想

・笙悟先輩

頼れるお兄さんキャラだやったー!とか思ってたら30歳引きこもりニートで心を乱す俺…!

ソーンの歌が流れるだけで吐きそうになったり倒れたり、実は帰宅部で1番メンタルがやられてるのでは…?と感じた。

ソーン編ラストで棗が「一凛の姿で飛び降りる」「笙悟に出来なかった心中をする」のが最後まで精神的ダメージ与えてくるな…と。

画面の前で自分も吐きそうになってました。

休む間も無く頭突きで冷静にさせる部長、スパルタか。

カタルシスエフェクトで枷が出るのは罪悪感の象徴で好きです。


・琴乃

お姉さんキャラは外れないよなぁとか思ってたらシングルマザー。まぁそれはそれでアリです。

シーパライソで出たのが旦那だとは思ってましたが、どちらかと言えば子供の名前のたっくんに気を取られオルフェノクか!?となってしまいました。

合コンで遊び歩いてたのも若い頃に遊べなかった反動と考えると納得でした。

サイドストーリーラストで口説き落とす選択肢が3回ぐらい連続で来て翼(チカラ)入れ過ぎだろ製作陣…


・鼓太郎

ちょっとバカキャラで苦手かなーと思ってたんですが、シャドウナイフ編辺りから波が来てサイドストーリーでやられました。

夢は父親みたいなレスキューマン!→小柄だから身長制限引っかかってなれないかも…はキツイ。

家庭環境も引き取られて嫌がらせされてるのが余計にキツイ。

メビウスに来て助ける人が好きとか嫌いとか関係無くても助けるのが真のレスキューマンだと精神的に成長出来たのは本当に嬉しかったです。


・美笛

スイートP編で本領発揮したデブ絶対殺すマシーン。

製作陣の中にデブが嫌いな人でも居たのかなと不安になるレベルでの罵倒に若干引いてしまったのは内緒だ。

太る事を過剰に恐れて食べられないし病院に入院するレベルならしょうがないわ…

スイートPと仲良く脂ギトギトのラーメンを食べて幸せになって欲しい。


・鈴奈

気が弱いけどここぞという時には度胸があって芯の強い子だと思っていたら若干部長依存症になっていた。どうしてこうなった。

カタルシスエフェクトでデカい魔女のような帽子が出るのは目を合わせない為なのかなぁと感じた。

人とご飯が食べられなかったのにウィキッド編でがっついて食べてたのは流石に笑ってしまった。


・鍵介

1番最初のボスにして裏切るというのがなんか斬新で、楽士も結束力が強い訳じゃないんだなぁと思えてわかりやすかった。

普通の大人になりたくないから才能を願ったはわかり過ぎて感情移入出来たからかなり好きです。

Stork編では完全にはっちゃけて変態とまで言われたあの覗き根性だけ見ると将来が心配になるレベル。

貴様は独り寂しく、ハミングでも口ずさんでいるんだな!


・峯沢

感情が無い機械系男子だと思ったらキレると顔を傷付け出す1番ヤバイ奴だった。だからこそ好きなんですけど。

メビウスに顔の傷のせいで悩んでいると思われ、心の支えの傷を治されたせいで顔面へのダメージが超再生する。

カタルシスエフェクトが顔半分のマスクだったから顔が嫌なんだなとは思ってたんですが、あそこまでぶっ飛んでるとは思わなかった。

イケPと顔を交換する話をしてた時そんなアンパンマンみたいな軽さで言わんでも…とちょっとシュール過ぎて笑ってしまった。

サイドストーリーが1人牛丼、1人カラオケ、1人カフェとかなり可哀想な事になってて1番好きです。


・鳴子

鼓太郎と同じで最初はトラブルメーカーだし苦手だなぁと思ってましたが、やっぱりシャドウナイフ編から化けてきて帰宅部のみんなが大切になってたいい子でした。

スマホ、生主、ゴシッパー、なろう小説等かなり今風のキャラになっててオタクキャラも進化してる…!と時代を感じました。

戦闘中飛び込んだりするので見えてしまわないか恐ろしく不安になります。


・彩声

帰宅部男子から畏怖される最強女子。

女の子の前だと口調も柔らかく普通なのに男に対しては辛辣過ぎて顔を合わせないWIREでさえキツイ。

琵琶坂と彩声はサイドストーリーが途中で切れてまだ踏み込めていないのもあるが、ソーン編まで行くと追加キャラクターの宿命なのか全く会話に入ってこないのが余計に悲しい。


・琵琶坂

メビウスの狂犬こと社長。

言動から何やら完全に嘘ついてるヤバい奴なので彩声同様サイドストーリーを読むのが楽しみ。


メインストーリーの感想

現実に帰る為に楽士を殺してでも進むかと思っていただけにめちゃくちゃ平和的だ…と思ってしまったアトラス脳。

楽士の悩みはスイートPの様に現実では無理だったりするのもあれば、ミレイの様に叶えるのがかなり厳しい夢を踏み躙ってでも帰ろうとする意志が変わらなかったのは良かった。

μも正直消えると思ってたので消えなくて良かった…と崩れ落ちるアイドルオタクと化してました。

楽士側も早く踏み込んで理解してあげたい…


善意や好意が必ずしもその人の為にはならない、という想いがプレイ中も感じられてカリギュラオーバードーズを買って本当に良かったと思える1週間でした。